〜アクセス記念ストーリー〜
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ゲスト:20000カウンターゲッター あーる様
★ My darling ★
スウェーデン・ストックホルム――。
2番目に大きな救命救急センター内。
赤毛の太った受付事務員がカウンター越しに女医に声を掛けた。
「お疲れさん、クリス。」
「ありがとう、エリック。あ、そうだ。ヨハンによろしく言っといてね。」
「ああ。言っとくよ。」
「……いいけど、あんた。そのシャツ、なんとかしなさいよね。あんたがダイエット成功させる前にボタン、弾け飛んじゃうわよ。」
背筋の伸びた凛とした佇まいの亜麻色の髪の女医――クリスティーン・アールが呆れ顔でカウンターの向こうのエリックに言った。
「あ?ああコレね。でも、このシャツ、まだ新しいんだよねえ。それにあったかいし。」
エリックは、とぼけた声でそう言うと、シャツがはちきれんばかりに突き出た腹をバツが悪そうに撫でながら、手にしていた大好物のチョコレートバーを、そっと机の中に戻した。
クリスは、つと立ち止まるとエリックの顔前にビシッと人差し指を突き出し、次に下に向けて机をヒョイヒョイと指して言った。
「私の患者になる前に、その中のおやつ、なんとかしなさいね。」
「あ、バレてた?」
にへら、と苦笑いしてエリックは小さな子供のように鼻の下をこすった。
「決まってんでしょ!」
クリスは彼を鋭く睨めつけた。
しかし、それほど気にする様子もなく、ゆるい笑顔のままエリックは暢気に手を振った。
まったく!病んでもあんたならきっと長生きするわ――クリスはそう心で皮肉って肩をすくめると、足早に更衣室に向かった。
――しん、と静まった更衣室。
クリスは、さっさと着替えをすませると、手に持っていた白衣をランドリーボックスに叩き込み、蹴破るようにドアを出た。
そしてヒールの音をカツカツと鳴り響かせ、セキュリティーを抜けて職員用の出入り口を出た。
――まったく!嫌味なくらい、ステキな星空ね!
クリスは、すっかり冷え込んだ夜の空気に一瞬、身震いして空を見上げ、深い吐息とともに低く呟いた。
***************************************
カチャリ。
主を認識して部屋のセキュリティーロックが解除される。
奥から「おかえり。」という声が届く。
「ただいま。」と答えて声の主を探す。
声は居間からだった。
コートを脱いでクリスが居間に入ると、男がぼんやりとテレビのニュースを見ていた。
「死んだのは20歳そこそこの、まだ若いヤツが殆どだったんだな。」
男はクリスの婚約者であり同僚でもあるカール。彼はやりきれない――と言った表情で、ぼそりと言って、帰宅したクリスを振り返った。
「そうね、たまんないわね……。」
クリスは溜め息まじりに答えると、唇に触れるだけの軽いキスをカールにおくった。
「シャワー、浴びてくる。なんか今日は疲れた。」
「出たら一緒にビール、飲むだろ?」
カールはそう言うと名残惜しそうにクリスの唇を指先でなぞった。クリスは苦笑してその手を押し戻す。
「悪いけど私、今日はそんな気分じゃないのよね。」
――多分、明日も明後日も。
◇◆◇
ようやく地球をガミラスから取り戻したというのに、何をどう気に入ったのか再び侵略者が現れた。
しかも、それはガミラスよりも強大で邪悪なものだった。
しかし。地球政府も軍もめったやたらに自信に満ちていた。何しろ、あの頃とは違うのだ。防衛力は格段に増しているのだから。新たな脅威が現れたところでそんなもの、恐るるに足りない。パワー増大した新造戦艦の、御自慢の拡散波動砲とやらで、あっという間に蹴散らしてやればいいのだ。
だが。御自慢の最新鋭の戦艦を取り揃えた地球艦隊は、その鼻ッ柱をへし折られるように、あっけなく全滅した。
結局。戦えるのは廃艦を宣告され、反逆の汚名を着たヤマト1隻になった。
そのヤマトの活躍で、ようやく妙ちくりんで凶悪な彗星を倒したと歓喜したのも束の間、呆れ返るほど巨大な戦艦が出現し、その脅威に地球人類はまたもや絶望した。
地球の盾になり続けた最後の希望・ヤマトも、もはや満身創痍、誰の目にももう限界だったからだ。
が。ヤマトはテレサなる反物質界の女性に導かれるようにして自爆した。
そうして地球は、再びヤマトに救われたのだ。
そのヤマトに。
クリスの知る人達が乗っていた。
恩師である佐渡医師。
学生時代、かわいがっていたクソ生意気な後輩、真田志郎。
その親友である、これまた生意気な後輩であった古代守……の弟、進。
そしてその婚約者であり、若き日の生意気盛りの自分が担当した患者であり、後輩となる筈でもあった森雪。
一昨日、ヤマトの生存者17名が救命艇で帰還した。
その中に彼らすべての名がなかった。
どのメディアにあたっても彼らの名はなかった。
◇◆◇
シャワーの熱いお湯が、悴んだ手を、身体をほぐしていく。
なんだか泣けてきた。
壁に額を押し付けてクリスは泣いた。
声を押し殺して呻くようにクリスは泣いた。
◇◆◇
バスローブで居間に戻ってきたクリスは、濡れた髪のままソファにごろん、と転がった。
疲れているのか、それともガラにもなく泣いたせいなのか、なんだか身体がだるい。
「なんだ、風邪引くぞ。」
すかさずカールが声を掛ける。
しかし、クリスは転がったまま、動こうとはしなかった。
「ユキちゃん達の結婚式で、久々に先生や真田君にも会えると思ってたのに。その後、今度は私達の式にも出席してもらう筈だったのに。」
カールに背を向けたまま、クリスは呟く。
その声が涙声なのに気づいて、カールは床に視線を落とした。
「そう、だったな……。それ思うと、辛いな……。」
カールはクリスの背を見つめ、手にした缶ビールをテーブルに戻してテレビの電源を切った。
そのまま。
部屋は沈黙してしまった。
つと、カールは立ち上がると隣室に行き、ブランケットを手に戻ってきた。
そしてソファにうずくまったまま押し黙っているクリスにそれを、そっと掛けてやりながら、ぼそぼそと呟くように言った。
「なんだか、あの娘……。いつかキミが言ってたみたいになっちまったな。」
「え?」
「ユキちゃんのことさ。」
クリスは、まだ背中を向けたまま、しかし、カールの言葉に反応して、伏せていた顔を上げる。
「あの子が退院していった時さ、キミ、苦手なタイプだって、言っただろ。覚えてる?」
カールの言葉に、クリスはのろのろと身体を起こすと、ブランケットを頭から被ってソファに座り直した。
「そうね……。覚えてる。そんなことも…言ったかしらね。」
――覚えている。
確かにそんなことをカールに言ったっけ。
クリスは飲みかけのカールのビールに手を伸ばすと、1口ごくり、と飲んで乾いた喉を潤した。
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「ホントのところ、ニガテなのよね。ああいうタイプの子。」
ガミラスの遊星爆弾投下に巻き込まれて負った怪我が回復し、退院していった少女――森雪と両親を見送った後、クリスは呟くように言った。
「そう?いい子じゃないか。かわいかったしさ。」
答えて、カールは意外だ、といった顔でクリスの横顔を見つめた。
子供嫌いの筈の彼女が珍しくよく面倒見ていたからだ。
「いい子過ぎるのよ。なんだか気になる子ではあったけどね。」
肩をすくめるクリス。
「そういうもんか?」
苦笑するカール。
「持って生まれた自己犠牲心――っていうのかな。あの子、それ、強すぎ。」
白衣のポケットに手を突っ込んだまま、溜め息交じりに言うクリス。
その意見には、今度はカールも頷いてみせた。
「なるほどね。確かにあの子、そんなカンジだよな。」
「たまにいるのよね。誰かのために生きちゃう――みたいなさ、そのために命がいくつあっても足りない――ってなヒトが。
小さいながら、あの子、まさしくそういうタイプだったんだもの。
医者やっててこんなこと言うの、なんなんだけどさ。なんかそういうの、ちょっと鬱陶しいって言うか……苦手だったりすんのよね。」
壁に寄りかかり、腕組みをしてクリスは真っ直ぐにカールを見て言った。
「はぁ。まあ、わかんなくもないけどな。俺もどっちかっていったら、そういうの苦手だし。
ま、でもさ。少なくとも、あの子が将来、とんでもないベッピンさんになる、ってことだけは間違いなく言えるな。」
大袈裟に肩をすくめ、おどけたような物言いのカールに、クリスの唇がわずかに尖った。
「ふうん?さっきから、かわいいとかベッピンとか褒めまくりじゃない。ああいうカンジのコが好みなワケ?」
「あ、おまえ。もしかして妬いてる?相手はお子ちゃまだぞ?」
カールはにやり、とした。
「何言っちゃってんのよ。そんなワケないでしょ!」
くわぁっと赤くなっていくクリスをみて、ますます楽しげなカール。
更にからかうように言う。
「いや、妬いてるね。妬いてる、妬いてる!」
「妬いてないったら!」
語気荒い、クリス。
「わかったよ。そうムキになるなよ。」
クリスの反応がおかしくて笑い出しそうなのを必死に堪えるカール。
「しかし、なんだな。」
「なによ?」
そして。カールはトドメのようなひとことを、クリスに放った。
「案外、かわいいとこ、あるじゃないか。」
クリスは尖らせていた口をぽかんと開けた。
ますます顔が赤くなっていく。
いつもはマシンガンのように切れ目なくガミガミと文句を言うのに、何故か今は酸欠の金魚のようにクチをパクパクさせているクリス。
「クリスティーン・アール嬢、なかなかどうして、キミは純情な娘だったんだなァ。」
カールはそう言うと、勝ち誇ったように天井を向き、声を上げて笑った。
ひとしきり笑った後で、カールは、ふと窓の外を見やり、唐突に言った。
「なあ。あの子に見初められる幸せな男って、どんなヤツなのかなあ。」
「え?」
急にトーンの変わったカールの声に、クリスは面食らって固まった。
見上げるとカールは穏やかな眼差しをクリスに向けて、小さく微笑んでいる。
「……ってなに、急に……。」
一気に頂点に達した怒りのボルテージが肩透かしを食らって宙ぶらりんになり、クリスの声が裏返った。
「あの子が惚れる男ってどんなヤツなのかなあ、ってさ。」
もう一度、穏やかにカールが言った。
「あ、ああ……。」
クリスは頷くと真顔に戻って、しかし、まだ火照っている頬を両手で冷やそうとでもするように押さえながら、小首を傾げて考えた。
「そうね。あの子が好きになるとしたら……。あの子自身によく似た男の子、かしら。」
クリスは、ふと思いついてそう言うと、カールの傍らにそっと歩み寄り、同じように窓の外を見つめた。
「俺もそんな気がするよ。あの子が好きになるのはあの子みたいな男、って。
よくさ、無いものねだりみたいに正反対の性格のヤツに惚れたりするもんだ、とかいうけどさ……。あれ、どうなんだろうな。
少なくとも、あの子の場合、あの子が男だったらこんなだろう――ってなヤツに惚れそうなんだよな。」
「うん、そうね。私もそう思う。」
「ま、おまえじゃないけど、あの子には自分自身も大事にしてもらいたい、って俺も思うよ。」
「ええ。そうね。……ってか、たまにはまともな会話、できるのね?」
今度はクリスが、仇をとるように傍らのカールを覗き込んだ。
「ばーか。俺を誰だと思ってんのよ?」
にかっ、と笑って答えるカール。
わずかな沈黙の後。
ふたり、顔を見合わせて笑った。
「さて、と。ERのホープ殿。そろそろ、戻ってコーヒーでも飲まない?」
大袈裟にウインクしてみせるクリス。
「そうこなくちゃね、ERの裏ボス殿。」
親指を立て、茶目っ気たっぷりに答えるカール。
「しまいにゃぶっ飛ばすぞ!」
再び瞬間沸騰してクリスが吼えた。
ふたりは連れ立って笑顔でそこを離れた。
窓の外。公園の森の奥。
夕日に黒いシルエットとなって、街の象徴だった高層ビルの残骸が覗いて見えていた。
――ガミラスの遊星爆弾による地球侵略が始まってまだ間もない頃だった。
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「ビールはやめて、コーヒーにしよう。淹れてくるよ。」
カールは再び立ち上がると、穏やかに微笑んだ。
「カール。」
クリスはブランケットを被ったまま、長身の彼を切なそうに見上げた。
◇◆◇
マグカップのコーヒーに、スティックシュガーを丸々一本、全部入れたクリスを見て、カールは目を丸くした。
「珍しいな。キミが砂糖なんか入れるの。」
「なんとなく、ね。疲れてるし。」
気のない返事のクリス。
「なあ。」
「なに?」
「もしかしたらさ。」
「もしかしたら?」
「ユキちゃんが俺達の……」
「?」
「彼女が俺達のキューピッドだったのかも知れないな。」
「え?あ……。そうか。そうね。そうかも知れない。」
「やっぱり、式、挙げよう。」
「え?」
カールの唐突な言葉に、クリスはコーヒーを吹き出しそうになった。
「今なん、って……?」
「式を挙げようって言ったんだ。」
「カール、あなた何言ってんの?入籍だけにしようって決めたじゃない。」
クリスは驚いて、身を乗り出すようにしてカールに言った。
「いいじゃないか。
なんていうかその、ユキちゃんや真田君や先生は何を望んで命賭けて戦ったのかなって考えたらさ。それが一番いいんじゃないか、って思ったんだよ。
それが一番の贐になるんじゃないか、って。俺達、うまくやってるぜ、って伝えてやりたいんだよ。」
答えるカールは、極めて冷静だった。
「カール……。」
複雑な思いで溜め息をつくクリス。
「おかしい、かな?」
見つめるカール。
「そんなこと、ない。けど……。」
目を反らしてうつむくクリス。
「式にはもちろん、ユキちゃんや真田君や先生にも出てもらう。
そうだ!ユキちゃん達の結婚式も一緒にやっちまおう。賑やかでいいだろ?」
クリスの深い蒼の瞳を真っ直ぐ見つめ、カールは真面目にそう言って、答えを求めた。
「カール、あんた……。あんたって、ホントに無茶苦茶ね。」
軽く目を閉じ、頭を押さえて呆れたようにクリスが言った。
「そうか?至ってフツーだと思うんだけど?」
クリスはたまらず苦笑した。
「無茶苦茶よ。でも――」
「でも?」
クリスは小さく微笑むと、ようやく顔を上げてカールを見つめた。
「そういうとこも好き、なんだけどね。」
「そりゃどうも、奥さん。」
カールもやさしくクリスに微笑みかけると、まだ濡れたままの髪に、そっと唇を寄せた。
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翌年の秋――。
ふたりは地元の小さな教会で式を挙げた。
互いの身内と、ごく親しい友人の他、日本から森雪の両親を招いた。
妻の体調不良を理由に一度は出席を断った森氏だったが、むしろ式を挙げてやるのが親としての、旅立ったふたりへの贐ではないか――と思い直し、娘と婚約者の遺影を持って、夫婦揃ってクリスとカールを訪ねた。
更には。そういうことなら是非、出席させて欲しい――と、ヤマトの生還者が数名、強引に駆けつけた。
島大介、南部康雄、相原義一、太田健二郎、他2名である。
式は、クリスとカール――というよりもむしろ、森雪と古代進のためのものだった。
感極まったのか、声を上げて泣き崩れる森雪の母親に、なんとも切ない結婚式となったのだが、その後のパーティは、ごくささやかではあったが、楽しく和やかに進行し、お開きになるのを出席者全員が惜しむほどだった。
とてもいい結婚式だったと、誰もが思った。
――その数日後。
クリスとカールは、1週間の休暇のうち5日をハネムーンとして日本で過ごし、森雪と古代進、佐渡酒造と真田志郎それぞれの墓を参って、帰国後の残り2日を自宅で、のんびり過ごした。
それからはお互い、またいつもどおりの忙しい日々に戻った。
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「お疲れさん、クリス。」
「ありがとう、エリック……ってねえ、あんた。そのシャツ、なんとかしなさいよね。ボタン、弾け飛んじゃうわよ。」
クリスティーン・アールは呆れ顔でカウンターの向こうの、赤毛の太った受付事務員・エリックに言った。
「あ?ああコレね。でも、その時は彼女につけてもらうからいいさ。」
エリックは、とぼけた声でそう言うと、シャツがはちきれんばかりに突き出た腹をにこやかに撫でながら、手にしていた大好物のチョコレートバーを、そっと机の中に戻した。
クリスは、つと立ち止まるとエリックの顔前にビシッと人差し指を突き出し、次に下に向けて机をヒョイヒョイと指して言った。
「今日それ、何本目?彼女がいなくなる前に、その中のおやつ、なんとかしなさいね。」
「またバレちゃった?」
にへら、と苦笑いしてエリックは鼻の下をこすった。
「決まってんでしょ!」
クリスは彼を鋭く睨めつけた。
しかし、いつも通り、ゆるい笑顔のままエリックは暢気に手を振った。
「まったく!カラダ壊して彼女を泣かせるようなことにならなきゃいいけどね。」
クリスはそう言って肩をすくめると、足早に更衣室に向かった。
――しん、と静まった更衣室。
クリスは、さっさと着替えをすませると、手に持っていた白衣をランドリーボックスに放り込んでドアを出た。
そしてヒールの音をカツカツと軽快に鳴り響かせ、セキュリティーを抜けて職員用の出入り口を出た。
――呆れちゃうほど、きれいな星空……。
クリスが夜空に見とれていると、後ろからポンッ、と肩を叩かれた。
「星を見ながら一緒に帰りませんか、奥さん。」
驚いて振り返ると、夫が微笑んで立っていた。
「お疲れ様。喜んでご一緒しますわよ。」
クリスはそう言って穏やかに微笑みを返すと、夫の腕を取った。
それから。
ふたり並んで満天の星を仰ぎながら、ゆっくりと歩いて家路をたどった。
【 FIN 】
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■あーる様 〜お詫び&いいわけ〜
キ、キリバン20000をゲットしていただいてから、なんと、ほぼ4年も経ってしまいました……(滝汗)
本当に、ほんっっっとうにお待たせしてしまって、申し訳ありませんでした。
4年も待たせてしまった割には、大した作品にならなくて、これまた申し訳ありません。
ご本人様出演企画としまして、あーるさんには『クリスティーン・アール(Christine Earl)』という、スゥェーデンの美人女医さんの役でご登場していただきました。
実は、この話よりも前に、クリス登場話(キリバン用の)を2本ほど書いたんですが……。
いずれも行き詰って未完となっております。(汗)
ひとつは、お父つぁんのお仕事でスゥェーデンに来ていた少女時代の雪がクリスと出会う話。
クリスと出会ったことで雪が医療関係の道に進むことを考える、ってな話でした。
ふたつめは、先輩クリスとかわいげのない後輩・真田さんの軽めな話、でした。
ひとつめの方は思った以上に長くなりまして、書いては消し、消しては書く――といったことを繰り返していたんですけども……。
そのうちに壁にぶち当たって書けなくなってしまいました……。(とほほ)
ふたつめのは、単なるネタギレ。途中で、脳みそ、すかすかになりました……。(号泣)
――そんなわけで。
間を取ったような、こんな話ができあがりました。
ヤマトの皆さんは名前だけしか出てこないんで、ホントにホントに恐縮なんですけど……・。
なんとか、許してやって下さいませ。
この話も、ひとつめの話から繋がっているので、いつか出せたらな、とは思ってるんですが……。
もしかしたら、途中までですが、裏にでもあげるかも……です。あくまで「かも」で未定なんですけども。